今年の初めに生まれた自動で12時間鳴る自動オルゴールモン・パープルは、愈々その本領を発揮し始めました。今日お電話を頂いた80才代の女性、今田さんは、「私だけのオルゴール」と言われたのです。「私の為だけのオルゴール」、「私の為だけに鳴ってくれているオルゴール」と言われたのです。
ほんとににその言葉がぴったりのオルゴールなのです。それ程、いつも自分に依り添い、けなげに鳴り続けるオルゴールを見て私もそう感じています。
今田さんは、がんで、毎日、大阪梅田の施療室に通われています。「私は、このオルゴール療法で治らなければ、それでいい、もう他の治療はしない」と言い切りました。
その前向きの考え方に、多くのお方が共感しておられます。いつも、明るく、笑顔の今田さんが、この度、脳卒中で入院されました。呂律が回らなくなり、言っている言葉が不明になったのです。
何ヶ月目かの、今日お電話で見違える程に、はっきりと、しかも凄い速さでしゃべり続けられたのです。この方が呂律が回らなかって、入院されていたとは思えませんでした。
その今田さんが144弁のオルゴール“アンボイナ”を自動にして欲しいと要望されたので、特別に自動のアンボイナが実現しました。その自動のオルゴールを「私の為だけに鳴っている」と表現されたのです。「ゼンマイを捲かないで楽や!」と言ってコロコロと笑われました。
命を支えるオルゴールという言葉がぴったりの言葉でした。今田さんがしゃべった為に、さまざまの経験をなさった今田さんだけに、胸に響きました。がんで脳卒中の今田さんいつもありがとう。私も勇気をもらいましたよ。