私は、子どもの頃、小学生から中学生の間、いつも風邪を引いているのが普通でした。風邪に弱い子でした。近くの内科の先生から風邪薬を処方してもらい、枕元には水と薬があるのが普通でした。
様々の療法に通いました。お灸の種類がいろいろ有ることも知りました。陰陽療法も祖母が見つけてきました。牛乳より、羊の乳が良いと聞けば、遠くまで買いにやらされました。食事も気を付けて鶏を飼い、卵を毎日食べました。自家製の野菜も、蜂の子や昆虫の幼虫を食べました。それでも、月に一度は、風邪を引き一週間は寝込む毎日でした。
家では,祖母が鼻がつまりそうな程のドクダミ草などの薬草を炊き、その為に家中、匂いがいっぱいでした。台所では茶瓶がいつもぐつぐつと煮えたぎっていたのを思い出します。
風邪ぐすりは、解熱の熱さまし、咳止め、鼻水を止める薬に、次の病気を引き起こさない抗生物質が入っていることを大人になって聴きました。最近抗生物質は不要だと風邪薬からはずされているようですが、当時は当たり前のように処方されていたのです。
母は見かねて、「ふとんを被ってびっしょり汗をかくこと」を奨めました。毎日朝から晩迄、布団が汗で使えなくなる迄汗をかいたのです。それで、3ヵ目にはスッキリして学校に行けたのです。それからは、風邪をひくと汗をかくことになったのです。
今、オルゴール療法を世に出すようになり、風邪クスリの解熱剤が真逆の処方であることを知りました。からだは熱を上げて調整・改善しようとしているのに、解熱剤は不要です。気管支、肺に入った風の菌やウイルスを咳をして外に出す機能なのに、咳止めは不要です。鼻水を出して鼻腔のウイルスを外に出す自然治癒力なのに、それを止めてはなりません。保育園他の施設の子ども達が風邪を貰って来て家族に感染させている現状を見直さなければなりません。オルゴール療法は脳からの調整・改善する医療法なのです。クスリを使わない、自然の摂理に適った自然療法なのです。 日本オルゴール療法研究所 所長 佐伯吉捷
、その為に家中、その匂いがいっぱいで、どこに居ても