日本オルゴール療法研究所がスイスに特注されたオルゴール「ローズ・72弁3パート」の魅力
ローズを共鳴テーブルで聴いて涙を流される方を時々見受けます。女性で30名近く、男性で三名です。
感動して涙を流されているのか?遠い昔を思い出して涙されているのか?又、「お母さんのおなかの中にいる!」「金色の滝が見える」人それぞれで涙を流される方、オルゴールの音色と響きに浸っておられる方など様々です。
オルゴールの音色とひびきに感動されるている、思い出に浸れるほどにオルゴールに内在している魅力は、人それぞれに違いはあっても、心が揺り動かされていることが、はっきり見て取れます。
オルゴールの何がこれほどまで私たちの心を揺さぶるのでしょうか?人々の心の中を覗くことができない限り外からは一切見えない世界です。
「美しい音楽は情緒を育てる」と世界的な数学の権威岡潔博士はは解かれました。芸術の中で音楽が一番であるとも教えられ感動しました。
オルゴールにはもう一つ脳を動かす周波数(波動)があります。その周波数が脳の奥に記憶されている多くの思い出を蘇らせていると考えられ、それは胎内からすでに始まっていて、人生の全ての思い出が蓄えられていると考えられます。
それを引き出す脳の機能をオルゴールが果たしているのでしょうか? 一般には繰り返す音楽に思い出が乗っかることが言われていますが、このローズにカノンという曲を聞いて自分の知らない思い出に接しておられるのです。
「脳のことは百万分の一も解かっていない」と米国では脳外科の医師の常識になっているそうです。軽々に言うことはできませんが、オルゴールの響の世界では不思議なことが色々と怒っています。
さてオルゴールのローズについてですが、材質は企業秘密のために申し上げられませんが、以前に作られたものはくるみの木の根っこの部分を使うとありましたが、現在は確かではありません。
共鳴箱と共鳴テーブルに密着させると音色と響きは2倍3倍に倍化され、その響きは手から脳へ、音楽は耳から脳の中枢部に伝わると考えられます。
オルゴールにこれほどの力があるもう一つの原因は音の弁に使われている鋼(ハガネ)の強さにあると考えられます。オルゴールの箱を揺るがせ、共鳴のテーブルは音と響を増幅していることが考えられます。
そしてもう一つはガラスの響きです。ガラスを除けて見れば歴然と音色と響きに影響している違いが分かります。 オルゴールは木材と箱の厚みとガラスとオルゴール本体のハガネの質に影響を受けて魅力的な音に仕上がっていると考えられます。
オルゴールは、1年間、聴き続けると、”音色”と”ひびき”がより深みを増し、音色が異なってきます。より重厚な音、魅力的な音色に変化します。「オルゴール療法研究所にあるオルゴール”カノン”が欲しい」と云われますが、10年も20年も育てたオルゴールなのです。
オルゴールは代々五代、百年の宝物として長く大切にされる理由があります。時を告げ、思い出を載せ、記憶を取り戻し、心と体の調整をして病気を改善する大きな働きをしています。 日本オルゴール療法研究所 所長 佐伯吉捷