赤ちゃん・子どもに必要な情緒教育!
“ひびき”は脳機能を上げるために必要なのです。そして、からだのあらゆる成長のために“ひびき”は必要です。できる限り早い段階で“ひびき”と美しい音楽を聴いて欲しいのです。
現代は、“ひびき”が十分に供給されないことが、多くの発育の異常が起こる要因のひとつになっているといえましょう。
生体の養育ともうひとつ大切なことは、世界的な数学の権威の岡 潔 博士が提唱する「美しいと感じる時のみ情緒の器は育つ」という教えです。
情緒教育において、生の美しい音楽は重要な役割を果たしてきました。ところが、楽器を電子楽器にしたときに、そして、楽譜を主とした音楽教育が始まった時に、音楽の生の美しさを失い、大切な情緒教育を無くしたのだと思うのです。
美しいと感じる音楽教育が感性教育の本命であることを忘れ、メロディーとリズムがあればそれは音楽であり、デジタルで良しとした為に、その重要性を見失ってしまったとは言えないでしょうか。今、それを取り戻す機会を失わないでください。
それは、偏った詰め込みの学習に現れ、◯✕式の、記憶が中心の教育になり、合理的な手法のみが注視される状態に陥ってしまったのです。
岡 潔 博士は、勉強の合間に音楽を聴くことを推奨されました。つまり、音楽を聴いて算数を、音楽を聴いて国語を、音楽聴いて語学をと。今の教育に欠けている情緒の器つくりの大切さを具体的に説かれました。そして、情緒教育において芸術の中で音楽がもっとも必要だと説かれました。
その情緒の器は生の音にあり、それは自然界の“ひびき”が基になければならないのです。つまり、人の養育には、「自然界のひびき」と「美しい音楽」が大切な要素であると言えるのです。美しいオルゴールをたくさん聴くことは、健康のためだけでなく、情緒を育てることにもつながっているのです。 日本オルゴール健康研究所 所長佐伯吉捷